国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
絹本著色観音経絵
ふりがな
:
けんぽんちゃぅしょくかんのんきょうえ
解説表示▶
員数
:
2幅
種別
:
絵画
国
:
日本
時代
:
鎌倉
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
01838
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1983.06.06(昭和58.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
石川県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
本土寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
観音経(法華経普門品)の説く観音のさまざまな功徳を描いたもので、色紙形の一つに両幅にまたがっているものがあることから、当初は一幅の絵であったと推定される。図中の五か所の色紙形には観音経の要文が選ばれて書かれ、二十ほどから成る各場面は、それぞれ山岳や建物によって区画されている。観音経の信仰は奈良時代以来盛んであったが、これを絵画化した例は少ない。遺例もまた少なく、中世以前に本図のごとく観音経のみを主題とした作品は、正嘉元年(一二五七)に描かれた「法華経普門品絵巻」(メトロポリタン美術館所蔵)が知られる程度である。本図は観音経を絵画化した稀有の作例として、また鎌倉時代の経絵の大作として、きわめて貴重なものといえよう。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
観音経(法華経普門品)の説く観音のさまざまな功徳を描いたもので、色紙形の一つに両幅にまたがっているものがあることから、当初は一幅の絵であったと推定される。図中の五か所の色紙形には観音経の要文が選ばれて書かれ、二十ほどから成る各場面は、それぞれ山岳や建物によって区画されている。観音経の信仰は奈良時代以来盛んであったが、これを絵画化した例は少ない。遺例もまた少なく、中世以前に本図のごとく観音経のみを主題とした作品は、正嘉元年(一二五七)に描かれた「法華経普門品絵巻」(メトロポリタン美術館所蔵)が知られる程度である。本図は観音経を絵画化した稀有の作例として、また鎌倉時代の経絵の大作として、きわめて貴重なものといえよう。