国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 籬菊螺鈿蒔絵硯箱
ふりがな まがきにきくらでんまきえすずりばこ
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員数 1合
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦28.8 横24.2 高5.5 (㎝)
品質・形状 甲盛ある角丸の覆蓋造り。銀覆輪をつけ、蓋表は沃懸地に籬に菊を主題として、前景に岩と小草を、菊枝や空間に小鳥を配す。jこれらを螺鈿で表し、部分的に螺鈿を切透かし、あるいは線刻を施して蒔絵し、花弁や羽などの細部を表現する。
蓋裏・身の内面は全面金梨子地とし、研出蒔絵で蓋表と同様の文様を表している。身は外側を蓋表に続け、沃懸地に岩と小草を螺鈿で表している。内部は、中央に銀覆輪のある硯と、枝菊の浮彫がある銀地鍍金の水滴を置く。その左右に懸子造りの筆舟があり、銀複輪をつけ内底に籬に菊の蒔絵がある。懸子を取除いた身の底にも同じ図様の蒔絵がある。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00018
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1899.08.01(明治32.08.01)
国宝指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09)
追加年月日
所在都道府県 神奈川県
所在地
保管施設の名称
所有者名 鶴岡八幡宮
管理団体・管理責任者名

解説文:
鎌倉時代前期の蒔絵・螺鈿の代表的作品であると同時に、数少ない硯箱の遺例としても貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし