国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 金銅経箱〈叡山横川如法堂埋納/〉
ふりがな こんどうきょうばこ〈えいざんよこかわにょほうどうまいのう〉
地図表示▶ 解説表示▶
員数 1合
種別 工芸品
日本
時代 平安
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦27.1 横12.1 高8.3 (㎝)
品質・形状 甲盛、胴張りがある角丸長方形の経箱。合い口に覆輪があり、底は入れ底。蓋表中央に「妙法蓮華経」の五字を長方形の区画内に籠字(双鉤体)で記し、その外回りを宝相華唐草文で飾る。身は上方に宝相華唐草文を、下方に格挟間を蓋裏および内底には散華を線刻で現している。箱の表面には、鍍銀を施し、その間、題字箱の内側、底裏などはすべて鍍金とする。文様には、鍍金鍍銀を併せ用いる。また差し込み仕掛けの小金具を付した、一種の錠がある。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00049
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1926.04.19(大正15.04.19)
国宝指定年月日 1952.03.29(昭和27.03.29)
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地 京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
保管施設の名称 京都国立博物館
所有者名 延暦寺
管理団体・管理責任者名

地図表示
解説文:
慈覚大師円仁が法華経を書写して如法堂内の小塔に納めたのを、後に長元四年、比叡山首楞厳院の僧覚超らが改めて銅筒を造り、これに納めて堂裏に埋納しようとした際に、上東門院も法華経を書写し結縁のために経箱に納め、堂筒内に籠められたのが、この経箱である。その時の願文も共に伝えられる。
大正十三年十月比叡山横川如法堂跡に、如法堂再建のための基礎工事が行われた際に発掘された。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし