国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 華原磬
ふりがな かげんけい
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員数 1基
種別 工芸品
中国
時代
年代
西暦
作者
寸法・重量 総高94.0 金鼓径24.0 (㎝)
品質・形状 鋳銅製で、下方に獅子が前脚を伸ばし、尾を立ててうずくまり、その背部に六角柱を縦、これに四竜が尾を絡ませ、腹部を半円形に曲げて立ち上がり、頸部において相合った姿を現す。その腹部の空間には金鼓を架し、表裏の左側の竜が左前脚を上に伸ばして小円盤を捧げている。
磬は円形で、両面より併せ、その間を僅かに両耳と下方との三カ所で継いだ特異なものである。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00056
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1901.08.02(明治34.08.02)
国宝指定年月日 1952.03.29(昭和27.03.29)
追加年月日
所在都道府県 奈良県
所在地
保管施設の名称
所有者名 興福寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
この磬架は、形状手法とも傑出すいた作で、未だに他に類を見ない。古くから興福寺西金堂で用いられていた梵音具で、当初は金鼓と呼ばれていたが、いつの頃からか華原磬と称されている。なお、磬は当初のものではなく、鎌倉時代の補作と考えられる。
失われた部分もあり、和製・唐製の説があるが、いずれにしても鋳物の精緻な技術や、構成の妙は金工史上非常に貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし