国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 菊造腰刀〈刀身無銘伝当麻/〉
ふりがな きくづくりこしがたな〈とうしんむめいでんたいま〉
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量 総長40.9 中身長26.5 元幅2.6 (㎝)
品質・形状 合口造り、肉合薄手によく締まり、柄、鞘ともに金梨子で、柄には赤銅魚々子地に枝菊を高彫りにし、銀色絵、銀小縁の筒金入り縁頭、小柄、笄、鐺は同作で、目貫の菊花のみ後補。
中身は、冠落造、無反り、重ねの厚い姿である。鍛は柾目よく通り、地沸よくつき、地景入り、刃文は広直、砂流ししきりにかかり、ところどころ沸荒く崩れ、帽子は乱れ込み、尖りごころに深く返り、掃きかけつよく、表裏に薙刀樋に沃樋をやや深く刻し、角留となる。茎は生ぶ。先入山形、元来無銘で勝手下がりの鑢目がつく。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00061
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1933.01.23(昭和8.01.23)
国宝指定年月日 1952.03.29(昭和27.03.29)
追加年月日
所在都道府県 山口県
所在地 毛利博物館 山口県防府市多々良1-15-1
保管施設の名称 毛利博物館
所有者名 公益財団法人防府毛利報公会
管理団体・管理責任者名

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解説文:
鎌倉時代末の作とみられ、中世の軍記物などに散見する筒金入りの腰刀がこれにあたる。遺品が少なく、現存するこの種のもののうちで優品である。また、中身は、大和物に多い冠落造り、鍛えが柾目、沸出来の直刃を焼く。当麻作と伝えられ、鎌倉時代末期の典型的な大和物で健全である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし