国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 梵鐘
ふりがな ぼんしょう
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代 1255
西暦 1255
作者
寸法・重量 総高207.2 竜頭42.7 笠形10.0 肩以下高154.5 口径124.5 
撞座径24.2 中心高52.1 口厚10.6内外 (㎝)
品質・形状 鋳銅製。笠形は低めで、上端は水平にし、この上に雄健な竜頭を据え、鐘身はやや裾広がりに造って高さに比して口径のやや大きく堂々たる感がある。上帯は雲文、下帯は唐草文を鋳出し、乳は円柱状の簡素な形のものを五段七列に配して駒の爪は三条の紐で表す。撞座と竜頭の関係は正式であるが、その中心の高さは高い。銘文は二区一縦帯に陽鋳する。
ト書 建長寺鐘、建長七年二月廿一日、大檀那平時頼、住持宋沙門道隆題、大工大和権守物部重光在銘
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00124
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1909.04.05(明治42.04.05)
国宝指定年月日 1953.11.14(昭和28.11.14)
追加年月日
所在都道府県 神奈川県
所在地 神奈川県鎌倉市山ノ内8
保管施設の名称
所有者名 建長寺
管理団体・管理責任者名

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解説文:
平時頼を大檀那とし、銘文は蘭渓道隆、物部重光が鋳造したことが銘文から分かる。本大鐘は円覚寺の鐘と並んで鎌倉時代梵鐘の双璧をなすもので、円覚寺の純然たる鎌倉様式に比べて、古調に依っているところがある。物部重光は、鎌倉時代を中心に活躍した鋳物師の物部一族の最初に現れる鋳師である。本鐘より先、寛元三年に武蔵慈光寺の鐘を鋳ている。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし