国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 木造舞楽面
ふりがな もくぞうぶがくめん
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員数 9面
種別 彫刻
日本
時代 平安~鎌倉
年代 1161 1163/1288
西暦 1161 1163/1288
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 03242
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1968.04.25(昭和43.04.25)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 大阪府
所在地
保管施設の名称
所有者名 住吉大社
管理団体・管理責任者名

解説文:
 綾切【あやぎり】四面、抜頭【ばとう】及び貴徳番子【きとくばんこ】各一面は、裏面の朱漆銘に記す永暦二年(一一六一)ないし応保三年(一一六三)の制作であり、無銘の皇仁庭【こうにんてい】面もこれらと同作と認められる。各面共、肉薄く、軽く仕上げられ、それぞれの役柄にふさわしく彫出する刀技、象形はいずれも穏健適確であり、平安古面の佳品として注目される。
 秦王【しんのう】(正応元年銘-一二八八)、納曽利【なそり】の二面は鎌倉後期の制作になり、銘記によれば、前記七面と同様、元来この神社の面として制作されたものであることがわかる。なお以上のうち、綾切面、秦王面は従来記録によってのみ知られていたものである。綾切は高麗曲の一つとして女形白色の面をつけ、四人一組で舞うことが知られ、秦王は散手破陣楽【さんじゆはじんらく】などと共に演ぜられる武舞の一つ、秦王破陣楽に使用されると伝えるもので、ここに貴重な遺品二組を確認し得たわけである。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書
  添付ファイル なし