国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 嵯峨山蒔絵硯箱
ふりがな さがのやままきえすずりばこ
嵯峨山蒔絵硯箱
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員数 1合
種別 工芸品
日本
時代 室町
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦27.6 横24.2 高5.5 (㎝)
品質・形状 被蓋造り、削面取りの箱で、身には長方形の硯と、金銅松文楕円形水滴を嵌めた敷板を置く。外部は黒漆塗地に高蒔絵を主に、だ太鼓を表し、削面は金銀切金置きの沃懸地に付描で竜を表す。蓋裏と敷板左右には、山、月、殿舎、流水、岩などを、梨子地に高蒔絵を主として切金を散らして表し、錫金貝を用いて月を表す。「嵯」「峨」「乃」「御幸」「絶にし」「千代」などの文字を銀金貝で散らす。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00599
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1953.11.14(昭和28.11.14)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京都港区南青山6-5-1
保管施設の名称 公益財団法人根津美術館
所有者名 公益財団法人根津美術館
管理団体・管理責任者名
嵯峨山蒔絵硯箱
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解説文:
後撰和歌集中の在原業平の歌、「さがの山みゆき絶にし芹川の千世のふる道跡はありけり」に因んだ意匠の硯箱である。技巧の精を尽くし、高雅な趣を示している。室町時代中期の優品である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし