国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
古備前筒大花生〈弘治三年三月廿一日在銘/〉
ふりがな
:
こびぜんつつおおはないけ
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員数
:
1口
種別
:
工芸品
国
:
日本
時代
:
室町
年代
:
弘治3
西暦
:
1557
作者
:
寸法・重量
:
高38.2 口径14.2 底径20.3 (㎝)
品質・形状
:
素地は鉄分の多い暗褐色の土。堅く焼き締めただけで釉薬を施さないが、焼成中に灰がかかって自然釉を校正した部分もある。器形は切立ちに近い、やや裾のはった筒形で、幅五分ほどの口縁を平らにつけ、頸、胴、裾に数条の篦目がある。胴よほうに「備州大瀧山」、「中道院」「常住物」「弘治三年三月廿一日」の銘を刻し、底は板おこしの平底、打ちに比較的にこまかい轆轤目がある。
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00720
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1956.06.28(昭和31.06.28)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
岡山県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
個人
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
本花生は、銘文から判断して、元は岡山県和気郡香登町大字大内の大瀧山福生寺打ちにある中道院の什器であったものと推定される。備前焼の中で篦目を加えたものの最古例として貴重であり、茶席用に作られた備前焼花生の祖型をなすものとして注目される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
本花生は、銘文から判断して、元は岡山県和気郡香登町大字大内の大瀧山福生寺打ちにある中道院の什器であったものと推定される。備前焼の中で篦目を加えたものの最古例として貴重であり、茶席用に作られた備前焼花生の祖型をなすものとして注目される。