国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 金銅牡丹唐草透唐鞍
ふりがな こんどうぼたんからくさすかしからくら
解説表示▶
員数 1具
種別 工芸品
日本
時代 室町
年代
西暦
作者
寸法・重量 鞍  :高28.8 前輪41.8 後輪46.0 居木幅11.0 居木長27.6
銀面:(1)長46.0 幅21.5 (2)長40.9 幅20.3
轡  :各鏡板径8.5 喰長23.6 引手長13.3 立聞長6.1 
雲珠:(1)高19.7 座径16.7 (2)高15.2 座径15.2
杏葉:長10.7 幅6.7
鞖  :長8.8
障泥:縦60.6 幅66.6
韉(したぐら):縦39.9 幅57.6
鞍褥残片:長36.4 幅23.3
革鞦:長100.9 幅3.6       (㎝)
品質・形状 鞍  :海無鞍、手形がある。木地黒漆塗、前後の輪の外面に鍍金牡丹唐草文透板を全面に張り、外縁に青貝微塵塗を施して覆輪とする。前後輪の中央に圧出鍍金牡丹文金物を打つ。居木の中央に横樋がある。
銀面:鍍金板金製。上部に鍍金板金の角形を縦、頭部に冠形、中央に目鼻形、下部に連円文の線彫がある。一面角形欠失。
轡  :鍍金鏡轡。立聞共一枚板作り、鏡板下方に二孔をあけ、一孔に遊鐶を付し、喰と引手を連結する。
雲珠:(1)鍍金魚子地線彫四鼻形の座に伏鉢を置き、四葉猪目透の受花上に火焔付宝珠を据える。
    (2)鍍金四葉座に小刻付伏鉢、四葉猪目透受花を配し、火焔付宝珠を据える。
杏葉:鍍金打出し葉脈線彫。
鞖  :鍍金芙蓉形管鞖
障泥:牛革製。表面に唐花唐草の墨描がある。
韉(したぐら):木心に鍍金板を張り、鍍金覆輪を施す。上切付面は、紅地絹張りの周囲に鍍金地板を廻らし、鍍金圧出牡丹文を飾る。
鞍褥残片:牛革製、表裏黒漆塗。欠失あり。
革鞦:朱塗皺革製。表に鍍金花文辻金具を内、二片共に蛇尾金具を付す。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00721
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1956.06.28(昭和31.06.28)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 山口県
所在地
保管施設の名称
所有者名 住吉神社
管理団体・管理責任者名

解説文:
韉、障泥は簡素であるが、鞍橋、雲珠などに古式の飾鞍の特色を伝えている。室町時代の唐鞍で遺例の少ない貴重な資料である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書
  添付ファイル なし