国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 白絹包腹巻
ふりがな しろきぬつつみはらまき
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員数 1具
種別 工芸品
日本
時代 南北朝
年代 観応2
西暦 1351
作者
寸法・重量 胴高26.4 草摺長25.1  (㎝)
品質・形状 胴はすべて鉄漆塗、互の目頭切付伊予札。草摺はすべて革ため出しに黒漆塗の本小札。総体白麻を下地とし、白絹にて包み、浅葱糸で菱綴にする。花からみ、畦目は啄木打糸で、菱縫は紅糸。立挙二段、長側は四段、草摺は五間四段。金具廻は赤地亀甲花菱文錦包みで、鍍金の覆輪をめぐらす。八双金物は魚子地入八双座亀甲花菱文笠鋲を一個打つ。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00730
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1956.06.28(昭和31.06.28)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 滋賀県
所在地
保管施設の名称
所有者名 兵主神社
管理団体・管理責任者名

解説文:
桃山時代以前の腹巻の現存作例は少なくないが、すべて南北朝以後に属し、そのうち作者や製作年代が明らかな作例はほとんどない。本腹巻は唐櫃の墨書にあるように、観応二年(1351)に製作されたものであることが分かり、この種の遺品の基準作例となるべき重要なものである。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定
  一つ書 なし
  添付ファイル なし