国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 太刀〈銘備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月
ふりがな たち〈めいびちゅうのくにじゅうにんさひょうえのじょうなおつぐさく/けんむにねんじゅういちがつひ〉
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 南北朝
年代 建武2
西暦 1335
作者 備中国住人左兵衛尉直次
寸法・重量 身長70.7  反2.3 (㎝)
品質・形状 鎬造、庵棟、中鋒、中反、磨上ながら姿よし。鍛小板目肌よく約み、地沸つき、地斑交じり、映り立つ。刃文小乱小丁字交じり、足葉しきりに入り、総体に逆がかり匂深く小沸つく。帽子湾れ込み、表裏とも尖りごころに返る。彫り物表裏に棒樋を搔き通す。茎磨り上げ、先切、鑢目大筋違い、目釘穴二。
ト書
画賛・奥書・銘文等 佩表平中央にやや太鏨で「備中國住人左兵衛尉直次作」と長銘があり、裏二「建武二年十一月(以下切)」の銘がある。
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01731
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1955.02.02(昭和30.02.02)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地 京都府京都市東山区茶屋町527
保管施設の名称 京都国立博物館
所有者名 独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名

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解説文:
直次は平安建武の頃を初代として室町時代におよんでいる。本太刀は直次初代で同作中の白眉であるのみならず、中青江と称する鎌倉時代末の青江派の代表的な作である。本時代の作刀に有銘のものは少なく、建武の年紀は貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし