国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 黒漆小太刀〈中身銘有次/〉
ふりがな くろうるしこだち〈なかみめいありつぐ〉
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量 拵 総長36.3 反1.8 柄長9.0 鞘長27.3 鐔(縦)2.2 (横)1.6  
刀身 身長22.0 反0.6 元幅1.3 先幅0.8 茎長8.5        (㎝)
品質・形状 拵 柄は木地を出し、鞘は木地に薄韋包み、錆下地黒漆塗。冑金、俵鋲。足金物、責金具などは銅製鍍金。鐔は変形本瓜形、銅製鍍金。縁および鎖鑰地金具を欠失。

刀身 鎬造、庵棟、反りやや浅く、中鋒。茎は生ぶ、先栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一、佩裏目釘孔下の中央に大きく二字銘。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01884
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1972.05.30(昭和47.05.30)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 和歌山県
所在地
保管施設の名称
所有者名 滝尻王子宮十郷神社
管理団体・管理責任者名

解説文:
小形の太刀で、胄金・脚金物・責・鐺とも金銅製で、製作がきわめて優れている。鞘は韋包で黒漆を塗り、柄には俵鋲を打っている。刀身は錆身であるが姿よく、しかも備中国古青江有次の在銘である。このような小太刀は巖島神社の古神宝中にある以外には知られるもののない稀有な作例である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし