国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 籬菊蒔絵机
ふりがな まがきにきくまきえつくえ
籬菊蒔絵机
写真一覧▶ 地図表示▶ 解説表示▶
員数 1基
種別 工芸品
日本
時代 桃山
年代
西暦
作者
寸法・重量 高24.8  甲板横長102.5  幅38.0  厚2.0 (㎝)
品質・形状 地覆をつけた几帳面取四脚の机で、脚の三方に三本ずつの菱形桟を嵌める。甲面両端に筆返しをつくり、それの外側を巻込耳とする。総体黒漆塗、甲板の意匠は右に籬、左に蔦のからむ柴垣をえがき、 中央の土坡とともにそれぞれ一叢の菊に薄を配する。手法は金平蒔と上梨子を交えて描き、菊の葉には針書で葉脈を表す。岩は薄肉の蒔絵に金銀の切金をおき、筆返しの部分は梨子地に平蒔の桐紋をおき、甲板の側面及び脚にも蒔絵の桐紋を配する。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02143
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1963.07.01(昭和38.07.01)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 奈良県
所在地 公益財団法人大和文華館 奈良県奈良市学園南1-11-6
保管施設の名称 公益財団法人大和文華館
所有者名 近鉄グループホールディングス株式会社
管理団体・管理責任者名
籬菊蒔絵机
写真一覧
地図表示
解説文:
形の構成に変化があり、図様も味わい深い佳品である。岩、竹、蔦などの表現に室町様式の名残が認められ、いわゆる高台寺蒔絵の先駆的作品として、蒔絵史上において注目すべき遺例である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし