国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
梅月蒔絵文台
ふりがな
:
ばいげつまきえぶんだい
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員数
:
1基
種別
:
工芸品
国
:
日本
時代
:
室町
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
縦34.3 横58.1 高10.0 (㎝)
品質・形状
:
木製。長方形の甲板左右両端に筆返しを据え、四隅の下に刳形の脚を付す。総体黒漆塗。甲板上面には、左下、土坡上に小さく松樹、左上に三日月、下辺に流水を表す。技法は、平蒔絵に梅花の一部に銀蒔を交え、梅花、樹幹には絵梨子地風の薄蒔を施し、適宜、描割、針描を駆使する。筆返しは梨子地とし、各両端に金銅素文猪の目透端金具を付す(左手前欠失)。甲板側面は梨子地とし、四隅及び長側中央に金銅素文花先形金具を打つ。裏面に蒔絵銘がある。
ト書
:
裏面に信元(花押)の蒔絵銘がある
画賛・奥書・銘文等
:
信元(花押)
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
02464
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1980.06.06(昭和55.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
福岡県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
太宰府天満宮
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
長方形の甲板に筆返しと刳形脚を付した通例の文台。総体黒漆塗で、甲板表には閑雅な趣を示す梅月の図を表わしている。技法は桃山時代に盛行した高台寺蒔絵様式に近く、その先駆例として、また室町時代の数少ない基準作として貴重である。因みに蒔絵銘の信元とは、太宰府天満宮の五別当家の一であり、当時天満宮の留守職を務めていた小鳥居信元である(在職期間享禄元年から天文一三年)。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
長方形の甲板に筆返しと刳形脚を付した通例の文台。総体黒漆塗で、甲板表には閑雅な趣を示す梅月の図を表わしている。技法は桃山時代に盛行した高台寺蒔絵様式に近く、その先駆例として、また室町時代の数少ない基準作として貴重である。因みに蒔絵銘の信元とは、太宰府天満宮の五別当家の一であり、当時天満宮の留守職を務めていた小鳥居信元である(在職期間享禄元年から天文一三年)。