国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 鉄湯釜
ふりがな てつゆがま
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代 文永5
西暦 1268
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 大筥根山東福寺湯釜一口、別当法橋上人位隆実、文永五歳〈戊/辰〉十一月十二日の鋳出銘がある
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02495
枝番 01
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1984.06.06(昭和59.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 神奈川県
所在地
保管施設の名称
所有者名 箱根神社
管理団体・管理責任者名

解説文:
 鉄鋳造、胴上部の外側に鍔をつけた湯釜。肩は撫形で三条の紐をめぐらせ、口縁部には立上りを付ける。(一)は鍔を欠いている。(一)・(二)共に肩に銘文を鋳出している。
 現在知られている鎌倉時代以前の湯釜・湯船の遺品には既に重要文化財に指定されている東大寺大湯屋所在の湯船(建久八年=一一九七)、熊野本宮大社湯釜(建久九年=一一九八)、成相寺湯船(正応三年=一二九〇)、智恩寺湯船(正応三年=一二九〇)などがある。
 この二口は文永五年(一二六八)と弘安六年(一二八三)に箱根神社の神宮寺である東福寺の浴堂用湯釜として鋳造されたもので、弘安六年銘のものには鋳物師磯部康広の作者銘がある。二口共に大形で形姿よく、鋳技も優れた堂々とした遺品である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし