国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 後拾遺和歌抄〈上下/〉
ふりがな ごしゅういわかしょう
後拾遺和歌抄〈上下/〉
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員数 1帖
種別 書跡・典籍
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02405
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1984.06.06(昭和59.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地
保管施設の名称
所有者名 公益財団法人冷泉家時雨亭文庫
管理団体・管理責任者名
後拾遺和歌抄〈上下/〉
写真一覧
解説文:
 『後拾遺和歌抄』(二十巻)は、白河天皇の勅命で藤原通俊が応徳三年(一〇八六)に撰進した勅撰和歌集で、本帖はその鎌倉時代前期の書写本である。
 体裁は粘葉装であるが、糊離れのため現在は紫糸で仮り綴じとされている。本文は斐紙に四周押界を施して書かれ、首に仮名序を付し、半葉十一~十三行あて、和歌は一首一行書き、詞書は一字下げに書写されている。本文中には本文と別筆で和歌の追記書き入れや、人名や語句等の勘物書き入れがあり、各巻首上部余白に所収歌数記入があり、和歌のうちには歌題を朱書したものもある。帖末には本文と同筆で「長承三年十一月十九日以 故礼部納言自筆本 書留了」云々の本奥書があり、本帖は撰者藤原通俊が撰進後の寛治元年(一〇八七)に校訂した自筆本の系統に属すことを明らかにしている。またこの奥書の前後には藤原為家が出家後、子息為相に本帖を譲与する旨の譲与奥書が記されている。本帖は冷泉家に伝来したもので、『後拾遺和歌抄』の現存最古写本として国文学史上に貴重な遺品である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし