国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
異国通船朱印状
ふりがな
:
いこくつうせんしゅいんじょう
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員数
:
13通
種別
:
古文書
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00025
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
相国寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
徳川幕府が海外渡航の商船に給付した通船朱印状である。内訳は大泥国三通、呂宋一通、安南二通、暹邏二通、西洋三通、東京一通、柬埔寨一通である。いずれも料紙は檀紙を用い、礼紙【らいし】を添えるのが原則であったらしい。本文は四行に記され、文末に家康の朱方印を捺している。本文書の筆者は家康の命をうけてしばしば外交文書等を草した相国寺九十二世西笑承兌とみられ、その礼紙端裏等には朱印を給付された人名の注記があり、この文書が島津忠恒等の大名や、堺の皮屋助右衛門などの商人、或は外人の安当仁カラセス等に与えられていたことが判明する。本文書はまとまって伝存する唯一の遺品で、わが国近世貿易史上に価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
徳川幕府が海外渡航の商船に給付した通船朱印状である。内訳は大泥国三通、呂宋一通、安南二通、暹邏二通、西洋三通、東京一通、柬埔寨一通である。いずれも料紙は檀紙を用い、礼紙【らいし】を添えるのが原則であったらしい。本文は四行に記され、文末に家康の朱方印を捺している。本文書の筆者は家康の命をうけてしばしば外交文書等を草した相国寺九十二世西笑承兌とみられ、その礼紙端裏等には朱印を給付された人名の注記があり、この文書が島津忠恒等の大名や、堺の皮屋助右衛門などの商人、或は外人の安当仁カラセス等に与えられていたことが判明する。本文書はまとまって伝存する唯一の遺品で、わが国近世貿易史上に価値が高い。