国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要無形民俗文化財
主情報
名称
:
甑島のトシドン
ふりがな
:
こしきじまのとしどん
甑島のトシドン(手打地区)
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
年中行事
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年12月31日(※指定当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
※この行事は、平成21年(2009)にユネスコ無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されている。※その後、平成30年11月29日に「来訪神仮面・仮装の神々」の一つとしてユネスコ無形文化遺産代表一覧表に再度、記載されている
指定証書番号
:
1
指定年月日
:
1977.05.17(昭和52.05.17)
追加年月日
:
指定基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
指定基準2
:
指定基準3
:
所在都道府県、地域
:
鹿児島県
所在地
:
薩摩川内市
保護団体名
:
甑島トシドン保存会
(手打港トシドン保存会,手打麓トシドン保存会,手打本町トシドン保存会,片野浦トシドン保存会,青瀬トシドン保存会,瀬々野浦トシドン保存会)
甑島のトシドン(手打地区)
解説文:
詳細解説
甑島のトシドンは、薩摩川内市の下甑島で行われる正月の来訪神の行事である。古い装いにシュロやソテツの葉を着けてトシドンに扮した者が、子どものいる家を訪れ、トシモチを与えて去っていく。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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甑島のトシドン(手打地区)
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甑島のトシドン(手打地区)
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解説文
甑島のトシドンは、薩摩川内市の下甑島で行われる正月の来訪神の行事である。古い装いにシュロやソテツの葉を着けてトシドンに扮した者が、子どものいる家を訪れ、トシモチを与えて去っていく。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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詳細解説
甑島のトシドンは、東シナ海に浮かぶ鹿児島県薩摩川内市の下甑島に伝わる正月の来訪神の行事である。 その内容は、伝承するそれぞれの集落で細部において相違が認められるものの、トシドンと呼ばれる神が人里を来訪するとの信仰に支えられており、大晦日(12月31日)の夜、トシドンに扮装した男性たちが子どものいる家々を訪れ、悪い子どもを戒める。 トシドンの扮装は、長い鼻に大きな口の奇怪な面を被り、藁蓑などの古い装いやシュロ(棕梠)の葉、ソテツ(蘇鉄)の葉などを纏ったもので、戸口で馬のとまる足音をさせて子どものいる家を訪れる。そして、大声で子供を脅かしたり、よい子になるよう諭したりし、子ども本人から勤惰などを問いただした後で、最後にトシモチ(年餅)と呼ばれる大きな餅を子どもに与えて去っていくという形態で共通している。 この行事は、年の初めや季節の変わり目に神々が訪れて、人びとに祝福を与える、あるいは神々が訪れることで年が改まるという趣旨の行事であり、類似の行事は全国的に分布をみるが、なかでも甑島のものは古態をとどめている事例といってよく、我が国古来の民間信仰や神観念の形態をよく示している典型例の1つとして極めて重要である。 (※解説は指定当時のものをもとにしています)