国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要無形民俗文化財
主情報
名称
:
長浜曳山祭の曳山行事
ふりがな
:
ながはまひきやままつりのひきやまぎょうじ
長浜曳山祭の曳山行事
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種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年4月13〜16日(※指定当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などへご確認ください)
※この行事で行われる狂言は、昭和45年6月8日に長浜曳山狂言(民俗芸能)として記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されている。
※この行事は平成28年に「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されている
指定証書番号
:
149
指定年月日
:
1979.02.03(昭和54.02.03)
追加年月日
:
指定基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
指定基準2
:
指定基準3
:
所在都道府県、地域
:
滋賀県
所在地
:
保護団体名
:
(公益財団法人)長浜曳山文化協会
長浜曳山祭の曳山行事
解説文:
詳細解説
この行事は、長浜八幡宮の春祭に際して、12基ある曳山のうち、毎年4基ずつが交替で曳き出されるものである。4月13日の神輿渡御、鬮取り神事から始まり、14日の登り山、夕渡り、15日の朝渡り、太刀渡り、歌舞伎(狂言)奉納、お旅所への曳山、戻り山、16日の後宴などが行われる。曳山は、歌舞伎(狂言)を演じる花道用のセリ出しが仕込まれ、後部が竹本用の部屋になっている。また2階に亭があり、囃子が奏される。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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長浜曳山祭の曳山行事
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長浜曳山祭の曳山行事
解説文
この行事は、長浜八幡宮の春祭に際して、12基ある曳山のうち、毎年4基ずつが交替で曳き出されるものである。4月13日の神輿渡御、鬮取り神事から始まり、14日の登り山、夕渡り、15日の朝渡り、太刀渡り、歌舞伎(狂言)奉納、お旅所への曳山、戻り山、16日の後宴などが行われる。曳山は、歌舞伎(狂言)を演じる花道用のセリ出しが仕込まれ、後部が竹本用の部屋になっている。また2階に亭があり、囃子が奏される。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
長浜曳山祭の曳山行事は、長浜八幡宮の春祭に際して、豊臣秀吉が当時の町民に祝い事の金子を与えたのをもとにして、今日のような曳山をつくり曳くようになったと伝えられている。 この地方は江戸時代に、生糸、縮緬、蚊張などの生産地として繁昌したところであり、それを背景に曳山が華美を競うようになった。曳山は12基あり、毎年4基ずつ交替で曳き出されている。 現在の曳山祭は、4月13日神輿渡御、鬮取り神事(八幡宮での曳山狂言奉納順定め)、14日登り山(各山が町内から八幡宮境内へ登る)、役者の夕渡り(各山の役者八幡宮へ)、15日役者朝渡り、太刀渡り(長刀組町から八幡宮へ練り行列)、狂言奉納(八幡宮境内)、お旅所への曳山、戻り山(神輿の神社への還幸と曳山の各町への戻り)、16日後宴(各山町で狂言執行)の次第で行う。 曳山は、胴幕にゴブラン織を使ったり、漆塗りや金銀、金具の装飾を施すなど各地祭礼屋台の中でも有数のものである。更に特徴的なことは、その上で狂言(歌舞伎の浄瑠璃物)を上演するために花道用のセリ出しが仕込まれていたり、後部が竹本用の部屋になったりしている点にある。また各山とも2階に亭があり、そこで囃子が奏される。 ここでの屋台歌舞伎(狂言)は、児童の手になるために可憐さがあり、それが神事の中でとり行われるほか、毎年各山組とも外題を替えながら開演まで互いに秘して競っているなど、歌舞伎史上も注目すべき伝承を維持しており、同種のものの中でもきわめて注目すべきものである。 この行事は、各山での狂言のほか、起し太鼓、山飾り、役者の渡り、長刀踊、曳山の巡行など多彩であり、屋台を用いた祭礼行事の代表的なものの1つとして重要である。 (※解説は指定当時のものをもとにしています)