重要無形文化財
 主情報
名称 志野
ふりがな しの
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種別1 工芸技術
種別2 陶芸
その他参考となるべき事項
認定区分 各個認定
指定年月日 1994.06.27(平成6.06.27)
指定基準1
指定基準2
指定基準3
地域

解説文:
 志野は、桃山時代茶の湯の流行のなかで盛んに焼かれたわが国独自の陶芸技法の一つである。江戸時代以降衰退していたが、昭和初期の荒川豊蔵【あらかわとよぞう】による古窯址【こようし】の発見および胎土【たいど】・釉薬【ゆうやく】・焼成【しようせい】等の研究の結果、再度その技術が隆盛した。
 伝統的な制作工程では、美濃【みの】地方特有の、百草土【もぐさつち】とよぶ卵殻【らんかく】色のやや粗目の粘りの少ない土で成形した後、長石釉【ちようせきゆう】を厚くかけて焼成する。文様のない無地志野【むじしの】、釉【ゆう】の下に模様を描いた絵志野【えしの】、象嵌【ぞうがん】風に白く模様を表した鼠志野【ねずみしの】のほか赤志野【あかしの】、紅志野【べにしの】、練【ね】り込【こ】み志野【しの】等の技法があり、伝統的な陶芸技法のなかでも重要な地位を占める。
関連情報
    (情報の有無)
  保持者情報(保持者/芸名・雅号)
  団体情報 なし
  添付ファイル なし