国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
選定保存技術
主情報
名称
:
鋳物製作
ふりがな
:
いものせいさく
解説表示▶
種別(有形、無形、有形・無形)
:
有形
その他参考となるべき事項
:
認定区分
:
個人
選定年月日
:
1999.08.02(平成11.08.02)
選定基準1
:
選定基準2
:
選定基準3
:
解説文:
鋳物製作は、粘土、石膏、蝋などで作った原型から砂や粘土などで鋳型を作り、それに熔解した鉄や青銅などの金属を注入して成形物を製作する技法を主とする。古くは、鋳型は砂に粘土汁を混ぜたものを窯で焼いて作り、鋳型の製作には大きさや複雑さに応じて特殊な技法が用いられた。また、大きなものは相輪、梵鐘、灯籠などが作られ、地面に穴を掘ってその中に砂の型を置いて熔解した金属を流し込んで作ることもあり、熔解した金属を細部に行きわたらせるために、金属の選定や温度管理など長年の勘や経験を要した。
近年は、原型作り、鋳型作り、鋳造、仕上げのそれぞれの分業が進み、また、伝統的な工法によって鋳物が作られることがなくなり、複雑で繊細なものや大きな鋳物を製作する工法が失われつつある。現在はこのような伝統的な高度の技術を体得した者も希少で、早急に技術の保存と後継者の育成を図る必要がある。
関連情報
(情報の有無)
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
保持団体(関係技芸者の団体)
なし
添付ファイル
なし
解説文
鋳物製作は、粘土、石膏、蝋などで作った原型から砂や粘土などで鋳型を作り、それに熔解した鉄や青銅などの金属を注入して成形物を製作する技法を主とする。古くは、鋳型は砂に粘土汁を混ぜたものを窯で焼いて作り、鋳型の製作には大きさや複雑さに応じて特殊な技法が用いられた。また、大きなものは相輪、梵鐘、灯籠などが作られ、地面に穴を掘ってその中に砂の型を置いて熔解した金属を流し込んで作ることもあり、熔解した金属を細部に行きわたらせるために、金属の選定や温度管理など長年の勘や経験を要した。 近年は、原型作り、鋳型作り、鋳造、仕上げのそれぞれの分業が進み、また、伝統的な工法によって鋳物が作られることがなくなり、複雑で繊細なものや大きな鋳物を製作する工法が失われつつある。現在はこのような伝統的な高度の技術を体得した者も希少で、早急に技術の保存と後継者の育成を図る必要がある。
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
大谷秀一
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
保持者(関係技芸者)の氏名
:
大谷秀一
保持者(関係技芸者)の氏名 ふりがな
:
おおたにしゅういち
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等
:
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等 ふりがな
:
認定(指定)年月日
:
1999.06.21(平成11.06.21)
認定区分
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認定書の交付又は再発行の年月日(選択書の交付年月日)
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認定書(選択書)の記号番号
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