国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
選定保存技術
主情報
名称
:
建造物模型製作
ふりがな
:
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種別(有形、無形、有形・無形)
:
有形
その他参考となるべき事項
:
認定区分
:
個人
選定年月日
:
1994.06.27(平成6.06.27)
選定基準1
:
選定基準2
:
選定基準3
:
解説文:
文化財建造物の外形はもちろん、構造や継手【つぎて】(部材をその材軸方向で継ぐ方法、またはその箇所)、仕口【しぐち】(部材をある角度をもって接合する方法、またはその箇所)などの細部に至るまで正確な現状あるいは復原模型を伝統的な木工技能を用いて製作することは、建造物の保存修理にとって有益である。例えば、災害等でき損した建造物の修理に当たっては、図面や写真以上に、形や構造技法などが具体的であることから、最も重要な情報を与えるものである。さらに、模型の存在は、模型の元である文化財建造物のみならず、同時代の建造物の保存修理に当たっても、有力な手掛かりを与えるものである。
なお、模型をとおして文化財建造物に対する理解と普及を図ることも、文化財の保存にとって有効な手段である。
正確な模型の製作に当たっては、文化財建造物に対する深い理解とともに、高度かつ繊細な技能が要求される。しかし、この技能を高度に体得している者は極めて少なく、後継者を育成することにより、技術の伝承を図る必要がある。
関連情報
(情報の有無)
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
なし
保持団体(関係技芸者の団体)
なし
添付ファイル
なし
解説文
文化財建造物の外形はもちろん、構造や継手【つぎて】(部材をその材軸方向で継ぐ方法、またはその箇所)、仕口【しぐち】(部材をある角度をもって接合する方法、またはその箇所)などの細部に至るまで正確な現状あるいは復原模型を伝統的な木工技能を用いて製作することは、建造物の保存修理にとって有益である。例えば、災害等でき損した建造物の修理に当たっては、図面や写真以上に、形や構造技法などが具体的であることから、最も重要な情報を与えるものである。さらに、模型の存在は、模型の元である文化財建造物のみならず、同時代の建造物の保存修理に当たっても、有力な手掛かりを与えるものである。 なお、模型をとおして文化財建造物に対する理解と普及を図ることも、文化財の保存にとって有効な手段である。 正確な模型の製作に当たっては、文化財建造物に対する深い理解とともに、高度かつ繊細な技能が要求される。しかし、この技能を高度に体得している者は極めて少なく、後継者を育成することにより、技術の伝承を図る必要がある。