記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
 主情報
名称 南須釜の念仏踊
ふりがな みなみすがまのねんぶつおどり
南須釜の念仏踊
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種別1 民俗芸能
種別2 風流
その他参考となるべき事項
選択番号 1
選択年月日 1978.12.08(昭和53.12.08)
追加年月日
選択基準1
選択基準2
選択基準3
所在都道府県、地域 福島県
所在地
保護団体名 須釜民芸保存会
南須釜の念仏踊
写真一覧
解説文:
 念仏や和讃を唱え、鉦や太鼓を打ちながら踊る念仏踊はいろいろと変化し、ここでは念仏に合わせて少女達が振り美しく踊る特色を有する。
 四月八日は南須釜の東福寺境内で、八月十四日、十五日は東福寺の境内と新盆の家々の庭先で踊る。その歌詞はいずれも長文の口説【くどき】で、演目は「小夜の中山」「ねずみ」「小鍛治」「ドタラ」「サンチョイ」「おみよ」「松川」「さいほい(一)」「さいほい(二)」「下妻」の十種からなっている。これらの歌の一句ごとに「ナムアミダー ハーヨーブッサー ナムアミダーサー」の囃子ことばが入り、また一つの踊りの終りに「回向成仏 南無阿弥陀仏」と唱える。
 また、踊りは十四・十五才の少女が二十人ほどで踊り、「立ち踊り」と綾竹を持って立て膝で踊る「座り踊り」とがある。踊りによって扇子二本、または小豆を入れた綾竹二本を持つ。囃子は鉦叩き一人、笛一人、歌六人で、歌は年輩の婦人達によって歌われる。踊りの振りは各演目で違っている。
 念仏踊の一つとして地方的特色が顕著なものである。
関連情報
    (情報の有無)
  添付ファイル なし