国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
新居のこと八日行事
ふりがな
:
あらいのことようかぎょうじ
解説表示▶
種別1
:
風俗慣習
種別2
:
年中行事
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年2月8日・12月8日(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『新居のこと八日行事』(新居町教育委員会・昭和60年3月)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1982.12.21(昭和57.12.21)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
静岡県
所在地
:
保護団体名
:
大倉チャンチャコチャン保存会
解説文:
詳細解説
この行事は、12月8日と2月8日の2回、子どもたちによって行われる、こと八日の行事で、チャンチャコチャンと呼ばれる。神社での祭事後、椿の枝で作った舟に藁人形を結び、むら内をひきまわす。各家の戸口に立てかけてある笹竹を集め、笹竹で人形を叩きながら、むら境まで送り出す。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
解説文
この行事は、12月8日と2月8日の2回、子どもたちによって行われる、こと八日の行事で、チャンチャコチャンと呼ばれる。神社での祭事後、椿の枝で作った舟に藁人形を結び、むら内をひきまわす。各家の戸口に立てかけてある笹竹を集め、笹竹で人形を叩きながら、むら境まで送り出す。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国には、2月8日や12月8日に荒忌をなして厄病神などを送り出す行事が広く分布していたが、近時消滅した事例が少なくない。 こうした現況にあって、新居のこと八日行事は、浜名の大倉戸地区でチャンチャコチャンと呼ばれ、毎年2回、村役の助力を得て子どもたちによって行われている。 この行事は、大倉戸のほぼ中央に鎮座する恵比須神社で祭事を済ませた後、青葉のついた椿の枝を結んで舟に見立て、それにデックラボウと呼ばれる2体の藁人形を立てかけて結び、「二月八日(師走八日)のバンドブネ」と囃しながらむら内をひきまわし、各家の戸口に立てかけてある笹竹をとり集め、その笹竹を用いて勢いよく人形を叩きながら、むら境まで送り出す。 この行事は、むら人にふりかかる炎厄を人形に託して送り出そうとする意識が強いことから、我が国のこと八日行事の典型的な事例の1つとして、早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)