国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
大和の野神行事
ふりがな
:
やまとののがみぎょうじ
大和の野神行事 (今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き)
写真一覧▶
解説表示▶
種別1
:
風俗慣習
種別2
:
祭礼(信仰)
その他参考となるべき事項
:
公開日:毎年6月5日を中心として6月初旬(※選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
記録:『大和の野神行事』(上・下)(奈良県教育委員会・昭和60年3月31日・昭和61年3月31日)
映像:『大和の野神まつり』(企画歴博・協力文化庁・制作東京シネ・ビデオ・平成4年度)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1983.12.16(昭和58.12.16)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
奈良県
所在地
:
保護団体名
:
奈良市野神行事保存会,大和高田市野神行事保存会,大和郡山市野神行事保存会,天理市野神行事保存会,橿原市野神行事保存会,桜井市野神行事保存会,御所市野神行事保存会,川西町野神行事保存会,三宅町野神行事保存会,田原本町野神行事保存会
大和の野神行事 (今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き)
解説文:
詳細解説
この行事は、稲作農耕の守護神の1つである野神を祀る行事である。端午の節供に集中して行われ、子ども集団がその主体となる例が多いが、なかにはジャ(蛇)と呼ぶ藁の作り物を担いでむらをまわった後、野神に供えたり、鍬・鋤などの模型を作って奉納するなど、伝承地により様々な内容のものがみられる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
大和の野神行事 (今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き)
大和の野神行事 (今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き)
写真一覧
大和の野神行事 (今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き)
写真一覧
大和の野神行事 (今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き)
解説文
この行事は、稲作農耕の守護神の1つである野神を祀る行事である。端午の節供に集中して行われ、子ども集団がその主体となる例が多いが、なかにはジャ(蛇)と呼ぶ藁の作り物を担いでむらをまわった後、野神に供えたり、鍬・鋤などの模型を作って奉納するなど、伝承地により様々な内容のものがみられる。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
野神は稲作農耕の守護神の1つとされ、農神・ノツゴなどとも呼ばれて、全国的に広く信仰されてきた。なかでも大和盆地や琵琶湖周辺では、この野神に関わる行事が特に顕著な分布を示すことが知られている。 大和の野神行事は、端午の節供に集中しており、子ども集団が主体としてなされる事例が顕著であるが、その実態は、ジャ(蛇形)と呼ばれる藁の作り物を毎年製作し、それを担いでむらをまわってから野神に供えたり、あるいは新たに鍬・鋤などの模型をつくって奉納するなど、伝承地によって内容は相違している。また、かつては役牛をひいて野神に参詣し、絵馬をいただいて帰るという習俗もあった。 この行事は、分布地点がきわめて多く、その内容にも伝承地による違いがみられ、変化に富む点で類稀なものであることから、地域的な特色にも留意しながら、早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)