記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
 主情報
名称 はやし田
ふりがな はやしだ
安芸のはやし田 原田のはやし田1
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種別1 民俗芸能
種別2 田楽
その他参考となるべき事項
選択番号 1
選択年月日 1970.06.08(昭和45.06.08)
追加年月日
選択基準1
選択基準2
選択基準3
所在都道府県、地域 広島県
所在地
保護団体名 原田はやし田保存会
安芸のはやし田 原田のはやし田1
写真一覧
解説文:
 この芸能は、広島県高田郡高宮町原田に伝承されるもので、田植時期の六月十日前後に行なわれる。サンバイ様(田の神)を田に迎えて、部落共同で行なう田植のとき、多くの田植歌や囃子を奏して演じるもので、別に花田植などとも呼ばれる。
 まず田植に先だって早乙女の田踊、牛馬の代掻などがあって、次いで歌大工(サンバイとも)の音頭にあわせて太鼓、笛、鉦などを囃し、多数の早乙女が歌大工と田植歌を問答風に掛け合わせてうたいつつ、苗を植え進む。
 この田植歌は種類が豊富で、田植作業の時刻が移るにつれ朝歌・昼歌・晩歌がうたわれ、その歌詞は田植に関するもののほか、往時の流行歌なども存分にとりこまれており、芸能史のみならず国文学史上も高い価値をもっている。また、その歌唱法は地方的に特色あるもので、特にその旋律は、他の同類型の芸能とくらべて、複雑に美しく仕立てあげられている。
関連情報
    (情報の有無)
  添付ファイル なし