記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
 主情報
名称 本川神楽
ふりがな ほんかわかぐら
解説表示▶
種別1 民俗芸能
種別2 神楽
その他参考となるべき事項
選択番号 1
選択年月日 1973.11.05(昭和48.11.05)
追加年月日
選択基準1
選択基準2
選択基準3
所在都道府県、地域 高知県
所在地
保護団体名 本川神楽保存会

解説文:
 この芸能は、高知県土佐郡本川村高藪近隣の御獄教や石槌教を奉ずる修験の流れをくむ先達によって伝えられた採物神楽の一種で、高知県の北方四国山脈中の山村に分布している神楽と同系のものであり、また隣県の伊予神楽とも相通じているが、平素は農業に従事している神楽太夫と呼ばれる人々によって古風を保って伝承され、土佐の神楽の代表的なものの一つとなっている。
 神楽太夫の一座は、神祭の期間(十一月中旬~十二月上旬)に村内の各社を回ってこの神楽を演じる。舞台は拝殿の四天柱に囲まれた二間四方の舞殿で、大太鼓、銅拍子で囃しながら舞う。曲目には「注連の舞」「山王」「般若」「鬼神争い」「おしき舞」「八幡の舞」など十八番があるが、素面の神事舞、面神楽があるとともに、「おしき舞」「剣の舞」「長刀の舞」のような曲芸的な演目もあって、芸能史的にも貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  添付ファイル なし