国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
主情報
名称
:
土佐の焼畑習俗
ふりがな
:
とさのやきはたしゅうぞく
土佐の焼畑習俗
写真一覧▶
解説表示▶
種別1
:
風俗慣習
種別2
:
生産・生業
その他参考となるべき事項
:
記録:『焼畑習俗(岐阜県・高知県)(無形の民俗文化財記録第40集)』(文化庁文化財保護部・平成9年3月31日)
選択番号
:
1
選択年月日
:
1986.12.17(昭和61.12.17)
追加年月日
:
選択基準1
:
(一)由来、内容等において我が国民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの
選択基準2
:
選択基準3
:
所在都道府県、地域
:
高知県
所在地
:
保護団体名
:
特定せず
土佐の焼畑習俗
解説文:
詳細解説
この習俗は、『長曽我部地検帳』にも記録されている焼畑農耕をめぐる習俗である。稗・トウモロコシ・小豆・ソバなどの雑穀類を輪作方式で行うほか、輪作後に工芸作物のミツマタを栽培するなどの地域的特色が顕著なものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
写真一覧
土佐の焼畑習俗
土佐の焼畑習俗
写真一覧
土佐の焼畑習俗
写真一覧
土佐の焼畑習俗
解説文
この習俗は、『長曽我部地検帳』にも記録されている焼畑農耕をめぐる習俗である。稗・トウモロコシ・小豆・ソバなどの雑穀類を輪作方式で行うほか、輪作後に工芸作物のミツマタを栽培するなどの地域的特色が顕著なものである。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
詳細解説▶
詳細解説
我が国の山間地帯には、往時、焼畑農耕が広範囲に営まれ、全国各地に特色ある習俗を展開してきたが、その後の過疎化等に伴い、昭和30年代から急速に衰え、現在ではそのほとんどが消滅してしまっている。 土佐の焼畑農耕は、天正の検地(天正15年〔1587〕~同18年〔1590〕)による『長曽我部地検帳』にも記録されているように、古くから行われている。昭和30年代以降は生業として成り立たなくなったものの、稗・トウモロコシ・小豆・ソバなどの雑穀類を輪作方式で行うほか、輪作後に工芸作物のミツマタを栽培するなどの地域的特色が顕著なものである。 この習俗は、我が国の山村に広く分布した焼畑農耕の典型例の1つで、地域的特色も豊かであることから、早急に記録を作成する必要があるものである。 (※解説は選択当時のものをもとにしています)