国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
主情報
名称
:
八雲琴
ふりがな
:
やぐもごと
解説表示▶
種別1
:
芸能
種別2
:
音楽
その他参考となるべき事項
:
指名区分
:
選択年月日
:
1968.03.28(昭和43.03.28)
選択基準1
:
選択基準2
:
選択基準3
:
地域
:
解説文:
八雲琴【やぐもごと】は二絃琴である。文政年間伊予の人中山琴主【ことぬし】が創案し、初めは玉琴と呼んでいたが、後八雲琴と名づけたと伝えられている。
これは杉または桐で作られた胴(古くは太い竹を割って作った)に同じように調律した二本の絃を張り、感所【かんどころ】を表わす象牙または螺鈿【らでん】の目印がほどこされたものである。
奏法は、左手の中指に白竹または象牙で作った円筒形の管をはめて絃の感所を押さえ、右手のひとさし指に先端を斜めに切った鹿角または象牙の円筒形の管をはめて二本の絃を同時に弾じて奏する。
荘重古雅な歌詞と曲調であるため、神事などに宗教音楽として奏され、明治の中ごろまでは盛んであったが、その後急速に衰えてしまった。昭和後期には、京都の大岸藤琴、田中緒琴【おごと】名古屋の一色輝琴【いっしきてること】、それに奈良の山本震琴【しんぎん】等伝承者は僅かとなり、現在上記の人々も没している。
関連情報
(情報の有無)
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
団体情報
なし
添付ファイル
なし
解説文
八雲琴【やぐもごと】は二絃琴である。文政年間伊予の人中山琴主【ことぬし】が創案し、初めは玉琴と呼んでいたが、後八雲琴と名づけたと伝えられている。 これは杉または桐で作られた胴(古くは太い竹を割って作った)に同じように調律した二本の絃を張り、感所【かんどころ】を表わす象牙または螺鈿【らでん】の目印がほどこされたものである。 奏法は、左手の中指に白竹または象牙で作った円筒形の管をはめて絃の感所を押さえ、右手のひとさし指に先端を斜めに切った鹿角または象牙の円筒形の管をはめて二本の絃を同時に弾じて奏する。 荘重古雅な歌詞と曲調であるため、神事などに宗教音楽として奏され、明治の中ごろまでは盛んであったが、その後急速に衰えてしまった。昭和後期には、京都の大岸藤琴、田中緒琴【おごと】名古屋の一色輝琴【いっしきてること】、それに奈良の山本震琴【しんぎん】等伝承者は僅かとなり、現在上記の人々も没している。
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
山本雨宝(山本震琴)
関連情報
保持者情報(保持者/芸名・雅号)
保持者(関係技芸者)の氏名
:
山本雨宝
保持者(関係技芸者)の氏名 ふりがな
:
やまもとうほう
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等
:
山本震琴
保持者(関係技芸者)の芸名・雅号等 ふりがな
:
やまもとしんぎん
認定・指定年月日
:
1968.03.28(昭和43.03.28)
認定区分
:
認定書の交付又は再発行の年月日(選択書の交付年月日)
:
認定書(選択書)の記号番号
: