記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
 主情報
名称 丹波立杭窯
ふりがな たんばたちくいがま
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種別1 工芸技術
種別2 陶芸
その他参考となるべき事項
指名区分
選択年月日 1957.03.30(昭和32.03.30)
選択基準1
選択基準2
選択基準3
地域

解説文:
 丹波焼はわが国で最も古い歴史をもつ窯芸の一つで、今日の兵庫県多紀郡今田村の立杭【たちくい】窯の周辺には、古墳時代から奈良時代の須恵器窯趾群、鎌倉・室町期に壺・甕等の日用雑器を焼いた穴窯趾が散在している。その後、近世の初頭ごろから山麓の釜屋・立杭地区に移るとともに、窯の様式も半地上式の登窯【のぼりかま】に変っていった。立杭の登窯は今では他地方で見られない独得の様式・技法を残している。
 立杭の登窯は昭和二八年当時、上立杭に九基、下立杭に十三基、計二三基あって様式はほぼ同一で、長さ約三五~四五メートル、傾斜十度前後、袋数は平均八である。各室の長さは中央部で約五メートル、高さ約一メートル、巾約二メートル、各室の入口に「あな」と呼んでいる窯詰め用の出入口が特に大きくつくられている。焼成に要する時間は約六十時間である。
 立杭の戸数は一三二戸(選択当時)うち三五戸が農業のかたわら製陶に従事している。
関連情報
    (情報の有無)
  保持者情報(保持者/芸名・雅号) なし
  団体情報
  添付ファイル なし