記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
 主情報
名称 手漉和紙用具製作
ふりがな てすきわしようぐせいさく
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種別1 工芸技術
種別2 手漉和紙(てすきわし)
その他参考となるべき事項
指名区分
選択年月日 1975.04.23(昭和50.04.23)
選択基準1
選択基準2
選択基準3
地域

解説文:
 高知は福井、岐阜とならんで手漉和紙の三大産地の一つであるが、同時にその用具製作についても高度の技術が存在している。高知の用具製作は、材料の竹の栽培から始まり、竹や萱(かや)の簀のひごづくり、編糸づくり、金具打ち、漉き紗織り等を経て、簀編み、漉き桁づくり、あるいは刷毛づくりと完成するまでの工程に一貫して技術者が存在し、他産地に見られぬ特色となっている。さらに、それらの技術は漉く紙質に応じた数多くの種類があり、高度の水準を有している。しかも、その用具の供給先は、高知県内にとどまらず、広く全国の手漉和紙の業者にわたっている。
  これらの貴重な技術者は、現在、高知に十四名存在しているが、いずれも高齢で、かつ、全国でただ一人の存在となっている者も多い。
関連情報
    (情報の有無)
  保持者情報(保持者/芸名・雅号) なし
  団体情報
  添付ファイル なし