国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
日向国分寺跡
ふりがな
:
ひゅうがこくぶんじあと
西門跡検出状況(空撮真上より)
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
19240.37 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
特別区分
:
指定年月日
:
2011.09.21(平成23.09.21)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
三.社寺の跡又は旧境内その他祭祀信仰に関する遺跡
所在都道府県
:
宮崎県
所在地(市区町村)
:
宮崎県西都市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
西門跡検出状況(空撮真上より)
解説文:
詳細解説
日向国分寺跡は伽藍中枢部と寺域の範囲が判明し、特に講堂跡の残存状況は良好である。出土瓦からは、大宰府や九州地方の他の国分寺との関係が想定され、国分寺造営の実態を良く示すとともに、古代日向国の政治情勢を示す上でも貴重である。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
西門跡検出状況(空撮真上より)
回廊跡(南東部)検出状況(西より)
西門跡南北区溝検出状況(北より)
中門検出状況(北東より)
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西門跡検出状況(空撮真上より)
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回廊跡(南東部)検出状況(西より)
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西門跡南北区溝検出状況(北より)
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中門検出状況(北東より)
解説文
日向国分寺跡は伽藍中枢部と寺域の範囲が判明し、特に講堂跡の残存状況は良好である。出土瓦からは、大宰府や九州地方の他の国分寺との関係が想定され、国分寺造営の実態を良く示すとともに、古代日向国の政治情勢を示す上でも貴重である。
詳細解説▶
詳細解説
日向国分寺跡は、宮崎県中央部、西都市大字三宅字国分に所在し、日向灘にむけて東流する一ツ瀬川右岸の中間台地上に位置する古代寺院跡である。周囲には、史跡日向国府跡や、日向国分尼寺の有力推定地とされる諏訪遺跡がある。発掘調査の結果、講堂、中門、西門、回廊等が確認され、伽藍中枢部の規模がほぼ判明し、その東側では、寺院に関連する掘立柱の建物群や寺域の区画施設があることも明らかとなった。年代は、出土した瓦の分析から、8世紀後半に造営され、9世紀末には衰退したものと考えられる。 出土遺物には多量の瓦類や畿内系土師器や墨書土器がある。軒瓦は、老司式、鴻臚館式の系譜にあり、九州地方の他の国分寺と類似するものもある。 日向国分寺跡は伽藍中枢部及び寺域の範囲が判明し、特に講堂などの遺構の残存状況は良好である。出土した瓦からは、大宰府や、九州地方の他の国分寺との関係が想定され、国分寺造営の実態を良く示すとともに、古代日向国の政治情勢を示す上でも貴重である。