国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
岩櫃城跡
ふりがな
:
いわびつじょうあと
岩櫃城跡
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
戦国時代
年代
:
西暦
:
面積
:
212507.2 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
77
特別区分
:
指定年月日
:
2019.10.16(令和1.10.16)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
2022.03.15(令和4.03.15)
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
群馬県
所在地(市区町村)
:
群馬県吾妻郡東吾妻町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
岩櫃城跡
解説文:
詳細解説
武田氏,後北条氏,上杉氏という有力な戦国大名の攻防の舞台となった境目の城。城下町を取り込む規模が大きく複雑な縄張りは,武田氏,真田氏の領国支配の在り方や東国の戦国時代史を考える上でも,極めて重要。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
岩櫃城跡
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岩櫃城跡
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解説文
武田氏,後北条氏,上杉氏という有力な戦国大名の攻防の舞台となった境目の城。城下町を取り込む規模が大きく複雑な縄張りは,武田氏,真田氏の領国支配の在り方や東国の戦国時代史を考える上でも,極めて重要。
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詳細解説
標高802mの岩櫃山中腹に築かれた戦国時代から江戸時代初期の城跡で,武田氏の時代は上杉氏の侵攻に備える前線基地として機能し,真田氏の時代は上杉,後北条,徳川といった巨大勢力に挟まれた真田氏の領国経営の拠点として機能した。 標高593mに立地する東西約140m,南北約35mの主郭を中心として,岩櫃山から東へ延びる4本の尾根上に,広域的に曲輪(くるわ)を配置するなど,その規模は群馬県内の中世城館でも最大規模を誇る。また,南北約600mに及ぶ範囲を雛壇状に造成した城下町を高所に置き,それを二つの支城と巨大な竪堀(たてぼり)と土塁(どるい),堀切(ほりきり)によって防御することや,城域全体に竪堀と曲輪,虎口を複雑に組み合わせるなど,高い防御性が認められる。その規模,縄張りともに他に例を見ない。保存状況も極めて良好であり,廃城時の様子をよく留めている。 武田氏,真田氏の領国,地域支配の在り方を知る上で重要であるだけでなく,東国の戦国時代史を考える上でも,極めて重要である。