国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
下総佐倉油田牧跡
ふりがな
:
しもうささくらあぶらだまきあと
下総佐倉油田牧跡
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
江戸時代
年代
:
西暦
:
面積
:
6432.09 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
77
特別区分
:
指定年月日
:
2019.10.16(令和1.10.16)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
六.交通・通信施設、治山・治水施設、生産施設その他経済・生産活動に関する遺跡
所在都道府県
:
千葉県
所在地(市区町村)
:
千葉県香取市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
下総佐倉油田牧跡
解説文:
詳細解説
乗用馬等の養成のために江戸幕府が直轄で経営した佐倉七牧の一つである。佐倉七牧の中では最小の規模であるが,遺構が良好に保全され,牧の全容を把握することができ,近世における馬牧(うままき)の様相を知る上で貴重。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
下総佐倉油田牧跡
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下総佐倉油田牧跡
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解説文
乗用馬等の養成のために江戸幕府が直轄で経営した佐倉七牧の一つである。佐倉七牧の中では最小の規模であるが,遺構が良好に保全され,牧の全容を把握することができ,近世における馬牧(うままき)の様相を知る上で貴重。
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詳細解説
乗用馬等の養成のために江戸幕府が直轄で経営した牧の一つである。江戸時代の房総半島には,北西部に小金牧が,北東部には佐倉牧,南部に嶺岡牧が整備され,さらに佐倉牧は七つに分けられ「佐倉七牧」と呼ばれていた。油田牧は佐倉七牧の北東端に位置している。東西約4.7km,南北約4.6km,面積は10.1k㎡で,七牧のなかでは最も小さいが,外周を囲む野馬除(のまよけ)土手や内部を仕切る勢子(せこ)土手等の牧の遺構が良好に残存している。 野馬(のま)捕(ど)りは牧場最大の行事で,毎年1回,放牧した馬を野馬込(のまごめ)に集め,幕府へ納める馬と農民や町民に払い下げる馬,繁殖のために牧へ返す馬を選別した。野馬込跡は野馬捕りの際に使用される土塁状施設で,その内部は北東側が馬を捕える「捕込(とっこめ)」,南側が幕府に送る馬や払い下げる馬を一時的に溜めておく「溜込(ためごめ)」,北西側が野に返す若い馬を入れる「払込(はらいごめ)」(分込(わけごめ))の三つの区画に分けられている。捕込は231㎡,溜込は173㎡,払込は140㎡の規模があり,近世の絵図と比較しても,ほとんど変わらない状況で良好に残されている。近世における牧場の様相を知る上で貴重な遺跡である。