国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
西山氏庭園(青龍庭)
ふりがな
:
にしやましていえん(せいりゅうてい)
西山氏庭園(青龍庭)
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種別1
:
名勝
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
1011.12 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
78
特別区分
:
指定年月日
:
2019.10.16(令和1.10.16)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.公園、庭園
所在都道府県
:
大阪府
所在地(市区町村)
:
大阪府豊中市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
西山氏庭園(青龍庭)
解説文:
詳細解説
鉄道沿線に開発された住宅地に昭和15年(1940)に造営された枯山水の住宅庭園。主庭の設計は作庭家の重森三玲(しげもりみれい)で,枯滝石組(かれたきいしぐみ),枯(かれ)流れがそれぞれ龍の頭,胴体を表す。近代になって鉄道沿線に開発された住宅地に残る庭園の事例として重要。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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西山氏庭園(青龍庭)
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西山氏庭園(青龍庭)
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解説文
鉄道沿線に開発された住宅地に昭和15年(1940)に造営された枯山水の住宅庭園。主庭の設計は作庭家の重森三玲(しげもりみれい)で,枯滝石組(かれたきいしぐみ),枯(かれ)流れがそれぞれ龍の頭,胴体を表す。近代になって鉄道沿線に開発された住宅地に残る庭園の事例として重要。
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詳細解説
阪急電鉄宝塚線岡町駅西側の岡町(おかまち)住宅地に所在する。西山氏は大正元年(1912)に岡町住宅地内の建物付きの土地を購入し,大阪市内から転居した。昭和15年(1940)から庭園の改造,離れ及び洋館の改修,渡廊下の建築を行い,庭園は重森三玲(しげもりみれい)が設計を,川崎順一郎(かわさきじゅんいちろう)が施工を担当した。 青龍庭と名付けられた主庭は枯山水(かれさんすい)庭園で,離れ座敷の対角線上に枯滝石組(かれたきいしぐみ)を配置し,そこから白川砂によって表現された枯(かれ)流れが離れ座敷東側の茶室前まで続く。枯流れには沢飛石(さわとびいし),舟石(ふないし)を据えているほか,2か所に自然石の橋を架け,中流部右岸には慈照寺(じしょうじ)(銀閣寺)庭園の向月台(こうげつだい)を模して砂を盛る。枯滝石組,枯流れはそれぞれ竜の頭と胴体を,盛砂は竜が掴む玉を表している。 施主である西山氏は,庭園及び建築の設計者,庭園の施工者らと完成まで密にやり取りを重ね,現在の空間構成はその成果をよく伝えている。 西山氏庭園は,近代の郊外住宅地に造営された庭園を代表するものであり,日本の造園史における学術上の価値,芸術上及び観賞上の価値は高い。