国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
小山崎遺跡
ふりがな
:
こやまざきいせき
小山崎遺跡
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
縄文時代中期末~後期
年代
:
西暦
:
面積
:
39099.96 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
17
特別区分
:
指定年月日
:
2020.03.10(令和2.03.10)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.貝塚、集落跡、古墳その他この類の遺跡
所在都道府県
:
山形県
所在地(市区町村)
:
山形県飽海郡遊佐町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
小山崎遺跡
解説文:
詳細解説
縄文時代中期末から後期を中心とする集落と,周辺の水辺環境の利用を目的とした土木構造物である水辺遺構が良好な状態で保存されていた遺跡。周辺自然景観や,古環境に関する知見も豊富であり,本州日本海沿岸北部における縄文文化を解明する上で重要。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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小山崎遺跡
小山崎遺跡(水辺遺構(4次調査))
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小山崎遺跡
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小山崎遺跡(水辺遺構(4次調査))
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解説文
縄文時代中期末から後期を中心とする集落と,周辺の水辺環境の利用を目的とした土木構造物である水辺遺構が良好な状態で保存されていた遺跡。周辺自然景観や,古環境に関する知見も豊富であり,本州日本海沿岸北部における縄文文化を解明する上で重要。
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詳細解説
山形県の県北,秋田県に接する遊佐町に所在する縄文時代中期末から後期を中心とした集落遺跡である。東北地方日本海側最高峰の鳥海山(ちょうかいざん)の南西麓に位置する。遺跡東側には縄文時代から存在する湧水地の「丸池(まるいけ)」が残る。遺跡では丘陵斜面とその南側の低地を中心として,縄文時代早期から晩期までの活動痕跡が確認されている。遺跡の最盛期は中期末から後期後葉で,中期末に斜面地において竪穴建物が営まれはじめ,後期前葉には集落とともに,南側の低地において水辺遺構(みずべいこう)が形成された。水辺遺構は敷石(しきいし)と打ち込み杭列,木敷(もくじき)等によって構築された水辺環境を利用するための施設で,居住域と水辺をつなぐ道と,付設した作業場からなる。居住域だけでなく水辺環境の利用を目的とした土木構造物である水辺遺構が良好な状態で保存されている数少ない遺跡である。また,「丸池」を含む周辺自然景観がよく保全されているとともに,自然遺物を含め古環境やその利用形態に関する知見も豊富に得られている。縄文時代の人々がどのように環境適応を果たしてきたのかを知る上でも貴重であり,本州日本海沿岸北部における縄文文化を解明する上で欠くことのできない遺跡である。