国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
大元古墳
ふりがな
:
おおもとこふん
大元古墳
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
古墳時代前期
年代
:
西暦
:
面積
:
23150.14 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
17
特別区分
:
指定年月日
:
2020.03.10(令和2.03.10)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.貝塚、集落跡、古墳その他この類の遺跡
所在都道府県
:
島根県
所在地(市区町村)
:
島根県益田市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
大元古墳
解説文:
詳細解説
日本海を望む丘陵上に4世紀後葉に築かれた墳長85mの前方後円墳と径12mの円墳。古墳時代前期の前方後円墳としては本州の日本海側で最も西に築造されたもので,古墳の各地への展開とヤマト政権の影響の広がりを知る上で重要。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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大元古墳
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大元古墳
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解説文
日本海を望む丘陵上に4世紀後葉に築かれた墳長85mの前方後円墳と径12mの円墳。古墳時代前期の前方後円墳としては本州の日本海側で最も西に築造されたもので,古墳の各地への展開とヤマト政権の影響の広がりを知る上で重要。
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詳細解説
日本海を望む丘陵上に4世紀後葉に築かれた前方後円墳と円墳。前方後円墳の1号墳は墳長85m,後円部最大径52m,後円部高さ約7m,前方部長43~45mである。墳丘は2段築成(ちくせい)で,上段にのみ葺石(ふきいし)を施す。後円部では東から西に伸びる細い尾根を切断して古墳の範囲を画すとともに墳丘の大部分を地山(じやま)削り出しにより成形するなど自然地形を巧みに利用して古墳を造っている。そのため特に後円部北側から東側にかけていびつな形をなしている。日本海側から臨まれる後円部から前方部にかけての北西斜面には墳裾(ふんすそ)より下方に基壇状の造成がなされており,それを含めた全長は90mに及ぶ。後円部の墳頂部(ふんちょうぶ)には円筒埴輪(えんとうはにわ)が巡る。円墳の2号墳は径12m,高さ1mで,1号墳側から続く尾根を切断し,地山削り出しにより成形している。葺石は持たないが円筒埴輪が出土している。 古墳時代前期後半には日本各地に前方後円墳が広く展開するが,それらの中でも石見(いわみ)地域最大の前方後円墳として本州の日本海側で最も西に築造されたものであり,我が国における古墳の展開とヤマト政権の影響の広がりを知る上で重要。