国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
讃岐国府跡
ふりがな
:
さぬきこくふあと
讃岐国府跡
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
飛鳥時代~鎌倉時代
年代
:
西暦
:
面積
:
10896.94 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
17
特別区分
:
指定年月日
:
2020.03.10(令和2.03.10)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
香川県
所在地(市区町村)
:
香川県坂出市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
讃岐国府跡
解説文:
詳細解説
発掘調査により国府成立の前段階から衰退に至る,7世紀中葉から13世紀にかけての国府域の変遷を知ることができるとともに,『菅家文草(かんけぶんそう)』の記載や付近の地割りなどから国府と周辺景観を復元することができるなど,古代国家による地方支配の実態を知る上で重要。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
讃岐国府跡
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讃岐国府跡
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解説文
発掘調査により国府成立の前段階から衰退に至る,7世紀中葉から13世紀にかけての国府域の変遷を知ることができるとともに,『菅家文草(かんけぶんそう)』の記載や付近の地割りなどから国府と周辺景観を復元することができるなど,古代国家による地方支配の実態を知る上で重要。
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詳細解説
古代の条里(じょうり)地割が良好に残る綾北(あやきた)平野の最奥に位置する古代讃岐国の国府跡。讃岐守(さぬきのかみ)を務めた菅原道真(すがわらのみちざね)の漢詩集『菅家文草(かんけぶんそう)』の記載や周辺の地割の検討などから,周辺施設や景観も含めた国府研究が早くからなされてきた。平成23年からは香川県教育委員会による開法寺(かいほうじ)東方地区の発掘調査が開始され,国府成立以前の7世紀中葉から廃絶後の13世紀にかけての遺構が検出された。それよると7世紀後半には,初期讃岐国府か阿野評家(あやひょうけ),史跡城山(きやま)の関連施設等の可能性が指摘される正方位を指向する官衙関連遺構(かんがかんれんいこう)が出現し,8世紀前半には条里地割方向の規則性が高い施設が現れる。そして,8世紀中葉から11世紀にかけては,大型建物をはじめとする複数の掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)からなる方1町程度の区画が現れ,建て替えを繰り返しながらも長期にわたって維持される。11世紀中葉から13世紀になると,井戸を有する一辺40m程度の屋敷地が3ブロック確認されるようになる。7世紀中葉から13世紀にかけての国府域の変遷を知ることができるとともに,『菅家文草』の記載や付近の地割などから国府とその周辺の景観を復元するための情報にも恵まれており,古代国家による地方支配の実態を知る上で極めて重要な遺跡である。