国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
円成寺庭園
ふりがな
:
えんじょうじていえん
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種別1
:
名勝
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
149
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
1973.10.09(昭和48.10.09)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.公園、庭園
所在都道府県
:
奈良県
所在地(市区町村)
:
奈良市忍辱山町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
S48-05-145[[円成寺]えんじょうじ]庭園.txt: 北に丘陵を負い南に向かって開けた柳生谷の南部の山裾の台地にある。 円成寺の開創は、天平勝宝年間と伝えられるが、万寿3年(1026)僧命禅のとき精舎を興して円成寺と号し、仁平3年(1153)に至って僧寛遍が再興して荘厳を整えた。文正元年(1466)本堂はじめ一切の堂塔が焼失し、翌年再建された。現在の伽藍の配置と庭園の地割とは、この焼失前の形態を存続している。 池の形は、真言の種字をかたどったものと伝えられ、東西に横長く、中心に1島、ほかに2島がある。池の汀線は屈曲のある土留め護岸とし、中心の中島に向かってくびれこんだ形態をもつ。池辺にみるべき石組その他の細かい手法はなく、また植栽の現状もやや荒廃しているが、庭園全体の地割はよく残されていて、本堂・石灯籠・楼門・石階・石橋・中島・板橋を一直線に貫く整形的な配置は、この時代の寺院に盛行した浄土庭園の形式を厳格に踏んで堂塔荘厳を意図したものである。 平安時代後期の浄土庭園の典型的な遺構として類例のまれなものであって、庭園文化史上きわめて貴重である。