国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
旧林氏庭園
ふりがな
:
きゅうはやししていえん
旧林氏庭園
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
1157.02 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
登録年月日
:
2019.10.16(令和1.10.16)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
愛知県
所在地(市区町村)
:
愛知県一宮市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
旧林氏庭園
解説文:
詳細解説
江戸時代に美濃路の起宿(おこししゅく)の脇本陣(わきほんじん)であった林氏の邸宅に,昭和初期に造営された池泉庭園(ちせんていえん)。大正2年(1913)に再建された主屋の奥に広がり,中心部分に園池を設ける。園内全体に飛石が打たれ,秋にはイロハモミジやドウダンツツジの紅葉が彩りを添える。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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旧林氏庭園
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旧林氏庭園
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解説文
江戸時代に美濃路の起宿(おこししゅく)の脇本陣(わきほんじん)であった林氏の邸宅に,昭和初期に造営された池泉庭園(ちせんていえん)。大正2年(1913)に再建された主屋の奥に広がり,中心部分に園池を設ける。園内全体に飛石が打たれ,秋にはイロハモミジやドウダンツツジの紅葉が彩りを添える。
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詳細解説
江戸時代に美濃路の宿場町としてにぎわった一宮市起(おこし)地区に所在する。江戸時代に起宿の脇本陣職を務めた林氏の住宅は,明治24年(1891)の濃尾地震で倒壊し,大正初期に江戸時代の脇本陣の建物の間取りをほぼ踏襲して主屋が再建された。その後昭和初期に裏座敷が増築され,庭園も整備された。 ほぼ長方形の敷地は,東側で街道に面し,西側で木曽川の堤防に接する。敷地内東側に主屋が,主屋の北西に裏座敷が建つ。主庭は主屋の西側に位置し,中央部に流れと細長い園池を設ける。主屋から見ると,敷地は縦方向に長く,真ん中奥からの流れが右へ方向を変え,左右に広がる手前の園池へつながる。流れと園池の護岸は石で組まれ,随所に大ぶりの鮮やかな色合いの石を交ぜる。また,飛石の園路が園内をめぐり,大きめの景石,蹲踞(つくばい),石燈籠等が配されている。植栽は,マツ類,カエデ類等の高木のほか,ドウダンツツジ等の低木があり,秋には落葉樹の紅葉が来訪者の目を楽しませている。 旧美濃路の起宿脇本陣跡に昭和初期に造られ,近代の愛知県における造園文化の発展に寄与した意義深い事例である。