国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
横山氏庭園
ふりがな
:
よこやましていえん
横山氏庭園
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
1163.89 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
登録年月日
:
2020.03.10(令和2.03.10)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
三重県
所在地(市区町村)
:
三重県三重郡菰野町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
横山氏庭園
解説文:
詳細解説
菰野地域の旧家である横山氏が,昭和43年(1968)に書院の新築と茶室の移築を行った際に,重森三玲(しげもりみれい)に設計を依頼して造られた庭園。心字形に築山を築いた表庭,斜線状の区切りを設けて間に赤砂と白砂を交互に敷いた裏庭等が特徴的である。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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横山氏庭園
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横山氏庭園
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解説文
菰野地域の旧家である横山氏が,昭和43年(1968)に書院の新築と茶室の移築を行った際に,重森三玲(しげもりみれい)に設計を依頼して造られた庭園。心字形に築山を築いた表庭,斜線状の区切りを設けて間に赤砂と白砂を交互に敷いた裏庭等が特徴的である。
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詳細解説
御在所岳(ございしょだけ)(標高1,212m)の東に広がる平野部に位置する。横山氏は中世に菰野地域に移り住んだとされ,江戸時代には名主を務めた旧家である。昭和43年(1968)に横山氏が書院の新築と茶室の移築を行った際に,庭園研究者で設計者でもあった重森三玲(しげもりみれい)(1896~1975)に設計を依頼して造られた。 正門から主屋玄関までの玄関前庭,主屋と書院の南側に広がる表庭,主屋と書院の北側の裏庭,茶室に伴う露地の四つからなる。 玄関前庭は門から玄関まで斜め方向に切石敷が伸びる。表庭は主屋と書院に南面する枯山水である。地面に白砂を敷き,その中に低い築山を心字形に配置している。背後の築山も含め,全体に大ぶりの石を多数組む。裏庭は主屋と書院に北面し,右方向から左方向へセメントによる斜線状の区切りを十条引き,その区切りの間に赤砂と白砂を交互に敷く。露地は,書院,腰掛待合(こしかけまちあい),茶室等を飛石が結び,蹲踞(つくばい)を配している。 以上のように,昭和40年代に造られた庭園で,その意匠性は高く,当該地域の造園文化の発展に寄与した意義深い事例と言える。