国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
藤川谷
ふりがな
:
ふじかわだに
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
33528.75 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
36-2-0001
登録年月日
:
2024.02.21(令和6.02.21)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
徳島県
所在地(市区町村)
:
徳島県三好市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
妖怪などの伝承と結び付いた数々の深淵をはじめとする渓流の景勝地。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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解説文
妖怪などの伝承と結び付いた数々の深淵をはじめとする渓流の景勝地。
詳細解説▶
詳細解説
藤川谷は、徳島県西端の愛媛県と高知県の県境近く、旧上名村と旧西宇村の山間地域に位置する渓流で、周辺の山々に源を発する多くの支流を集めて東に流れ、大歩危小歩危を成して北流する吉野川に注ぐ渓流を成している。支流を含め全長約12kmに及ぶこの渓流には、下流域から上流域にわたって、三段淵、手斧淵、柴橋跡、長淵、赤子淵、ヨケン淵、けいす淵、ヒョウタン淵、くわん淵、タケノ瀬、ナゼラ、カンバ淵、宮淵、じんべ淵、雑水川、どろめきの滝、アイナ淵、岩屋首、石釜(男淵、女淵)、チョウナ淵、くも取り淵というように、神秘性を帯びて名付けられた数々の深淵などが連なっている。藤川谷が所在する山間部には、危険な土地と結び付けられた妖怪などにまつわる伝承があって、なかでもこの藤川谷の深淵などには数多くのそうした言い伝えが定着しており、自然に対する畏敬の念のほか、特に深淵を忌避してその危険を普及する生活の知恵が反映されてきたものと考えられている。近年、そうした伝承は、地域の魅力を再発見する取組の中で見直されるようになり、継承活動にも活発に取り組まれている点でも意義深い。今回、そうした藤川谷のうちでも、けいす淵の一部を含む津屋谷が合流する付近を下流端とし、ヒョウタン淵、くわん淵、タケノ瀬、ナゼラ、カンバ淵を含む約2kmの範囲を登録するものである。