国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
有川家住宅(滋賀県彦根市鳥居本)
ふりがな
:
ありかわけじゅうたく
棟名
:
大蔵
棟名ふりがな
:
おおぐら
有川家住宅 大蔵 外観
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/民家
時代
:
江戸後期
年代
:
文化12年
西暦
:
1815
構造及び形式等
:
土蔵造、桁行20.4m、梁間5.9m、二階建、切妻造、東面庇付、桟瓦葺一部鉄板葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
02589
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2012.12.28(平成24.12.28)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
重文指定基準1
:
(五)流派的又は地方的特色において顕著なもの
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
滋賀県
所在地
:
滋賀県彦根市鳥居本町四二五番地、同四二六番地
保管施設の名称
:
所有者名
:
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
有川家住宅 大蔵 外観
解説文:
有川家は、中山道の鳥居本宿に所在する製薬業を営む商家である。18世紀の初めに本家から製薬業を引き継いで分家し、本家の隣地に住宅を構えたと伝わる。
街道に面して建つ主屋は宝暦9年(1759)の建築で、文化5年(1808)に上段の間をもつ良質なつくりの書院を増築した。あわせて二階の一部を増築したため、屋根が重なり合った複雑な外観を呈する。
三棟の土蔵のうち文庫蔵は寛政7年(1795)の建築で、細部に彫刻を施すなど凝った意匠をもつ。粉挽蔵は薬草の製粉、大蔵は丸薬の製造に用いられた。
有川家住宅は、江戸時代に近江の地場産業として発展した製薬業を営む商家の遺構として貴重であるとともに、江戸時代に整えられた屋敷構えを伝える町家建築としても重要である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
有川家住宅 大蔵 外観
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有川家住宅 大蔵 外観
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解説文
有川家は、中山道の鳥居本宿に所在する製薬業を営む商家である。18世紀の初めに本家から製薬業を引き継いで分家し、本家の隣地に住宅を構えたと伝わる。 街道に面して建つ主屋は宝暦9年(1759)の建築で、文化5年(1808)に上段の間をもつ良質なつくりの書院を増築した。あわせて二階の一部を増築したため、屋根が重なり合った複雑な外観を呈する。 三棟の土蔵のうち文庫蔵は寛政7年(1795)の建築で、細部に彫刻を施すなど凝った意匠をもつ。粉挽蔵は薬草の製粉、大蔵は丸薬の製造に用いられた。 有川家住宅は、江戸時代に近江の地場産業として発展した製薬業を営む商家の遺構として貴重であるとともに、江戸時代に整えられた屋敷構えを伝える町家建築としても重要である。