国宝・重要文化財(建造物)
 各棟情報
名称 旧田中家住宅
ふりがな きゅうたなかけじゅうたく
棟名 洋館
棟名ふりがな ようかん
洋館 外観(北西から)
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員数 1棟
種別 近代/住居
時代 大正
年代 大正10
西暦 1921
構造及び形式等 主体部、蔵部、台所部からなる
主体部 煉瓦造、建築面積93.41㎡、三階建
蔵部 土蔵造、建築面積16.73㎡、四階建
台所部 煉瓦造、建築面積64.43㎡、二階建
総桟瓦葺
創建及び沿革
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
指定番号 2689
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2018.12.25(平成30.12.25)
国宝指定年月日
追加年月日
重文指定基準1 (一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2
所在都道府県 埼玉県
所在地 埼玉県川口市末広一丁目796番地
保管施設の名称
所有者名 川口市
所有者種別 市区町村
管理団体・管理責任者名
洋館 外観(北西から)
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解説文:
 旧田中家住宅は,味噌醸造業で財をなした田中家が建てた迎賓施設で,洋館は大正10年,和館は昭和9年に上棟した。
 洋館は,煉瓦造3階建の主体部の両側に4階建の蔵部と2階建の台所部を接続する。主体部は正面の三層分の柱形や縦長窓で高さを強調しつつ,当時の潮流であった幾何学意匠で各所を飾る。内部では,眺望に優れた3階の大広間を西洋古典主義を取り入れた華やかな洋風意匠とする一方,1階玄関を伝統的な商家の帳場の形式とするなど和室も備えている。和館は洋館背後に接続し,座敷には多様で優れた座敷飾を備え,瀟洒な欄間を飾るなど質の高い客間棟である。旧田中家住宅は,様々な形態の接遇を可能とした意匠優秀な迎賓施設として,高い価値が認められる。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  添付ファイル なし