国宝・重要文化財(建造物)
 各棟情報
名称 吉田松花堂
ふりがな よしだしょうかどう
棟名 十五畳
棟名ふりがな じゅうごじょう
吉田松花堂 十五畳 外観(南から)
写真一覧▶ 地図表示▶ 解説表示▶
員数 1棟
種別 近代/住居
時代 明治
年代 明治35頃
西暦 1902頃
構造及び形式等 木造、建築面積91.84㎡、桟瓦葺、東面及び北面渡廊下附属
創建及び沿革
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
指定番号 02772
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2024.01.19(令和6.01.19)
国宝指定年月日
追加年月日
重文指定基準1 (一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2 (三)歴史的価値の高いもの
所在都道府県 熊本県
所在地 熊本県熊本市中央区新町4丁目1番71
保管施設の名称
所有者名
所有者種別
管理団体・管理責任者名
吉田松花堂 十五畳 外観(南から)
写真一覧
地図表示
解説文:
吉田松花堂は伝統薬の製造・販売を家業とする商家で、熊本城下の市街地に大規模な敷地を占める。医学を修めた初代吉田順碩が開発した「諸毒消丸」は、日常の携行薬、熊本の名産品として広く普及し、富の蓄積により敷地の拡張を進め、建物を増改築して、明治末期頃に広大な邸宅をなすに至った。伝統薬の店舗・製薬場である主屋は明治11年建築で、通りに面して鼠漆喰塗りの重厚な構えを見せる。主屋は、造付けの薬棚や旧製薬場、イッカクの角を用いた違棚など家業にまつわる設えが独特で、中国風意匠の二階座敷、華やかな杉戸絵など意匠的にも優れている。同時期建築の土蔵とともに近代の製薬・売薬を営む商家の構えを遺す。賓客の宿泊施設にもなった端正な広間の十五畳、材の取り合わせが華やかな茶室などを含め、意匠の優れた近代和風建築群として価値が高い。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  添付ファイル なし