国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
瑞巖寺庫裏及び廊下
ふりがな
:
ずいがんじくりおよびろうか
棟名
:
庫裏
棟名ふりがな
:
くり
瑞巌寺庫裏
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
桃山
年代
:
慶長14頃
西暦
:
1609頃
構造及び形式等
:
桁行23.6m、梁間13.8m、一重、切妻造、妻入、本瓦葺、
玄関及び北面庇二ヶ所を含む
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00197
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1903.04.15(明治36.04.15)
国宝指定年月日
:
1959.06.27(昭和34.06.27)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
宮城県
所在地
:
宮城県宮城郡松島町松島
保管施設の名称
:
所有者名
:
瑞巖寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
瑞巌寺庫裏
解説文:
詳細解説
瑞巌寺は慈覚大師円仁の創立と伝える古刹で、鎌倉時代に禅宗となり、伊達政宗は慶長14年(1609)に本堂(元方丈)などを再建した。
庫裏は寺務所や台所などの機能をもつ施設である。禅宗寺院の通例と同じく、この庫裏は切妻造・妻入で煙出のある大屋根を架けた形式で、正面妻に桃山風の唐草装飾をつけ,内部の梁組も豪快である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
瑞巌寺庫裏
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瑞巌寺庫裏
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瑞巖寺庫裏
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解説文
瑞巌寺は慈覚大師円仁の創立と伝える古刹で、鎌倉時代に禅宗となり、伊達政宗は慶長14年(1609)に本堂(元方丈)などを再建した。 庫裏は寺務所や台所などの機能をもつ施設である。禅宗寺院の通例と同じく、この庫裏は切妻造・妻入で煙出のある大屋根を架けた形式で、正面妻に桃山風の唐草装飾をつけ,内部の梁組も豪快である。
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詳細解説
瑞巖寺庫裏及び廊下 二棟 庫裏、廊下 瑞巖寺の庫裏は、本堂の向かって右手前、東北の位置にあって、矩折りになった廊下で本堂と結ばれている。東面に入り口がある。当初は庫裏の背後に小庫裏があった。この庫裏は、本堂とともに伊達政宗によって再興された建物で、同じ慶長十四年(一六〇九)に竣工している。 庫裏の規模は、梁行七間、桁行十二間で、北面の西側に五間に一間の縁、東側に四間に二間の炊事場の張り出しを設けている。屋根は切妻造本瓦葺で、棟の上の東寄りに腰屋根をのせ、北側には張り出し部の銅板葺の差しかけ屋根がついている。入り口に差しかけた屋根は、桟瓦葺である。正面の東妻は、三段に重ねた花肘木のある束や左右の二段の海老虹梁、虹梁の上の大瓶束の両側の唐草の笈形で飾られている。入り口の内は四半敷で、その西が板敷の広間である。四半敷の北は炊事場で、その一部に典座寮がある。南側には紀綱寮と副寺(ふうす)寮がある。広間の西の四間に六間は畳敷で、二十四畳の食堂、十二畳の知客(しか)寮、八畳の椀頭寮、四畳の眠蔵(みんぞう)に分かれている。典座寮・副寺寮・知客寮に棹縁天井、紀綱寮・食堂に根太天井を張るほかは屋根裏をみせている。根太天井の上は物置である。 古図によって入り口の四半敷は紀綱寮を含んで南まで広がり、四半敷の北面には大竈が並んでいたことがわかっているが、昭和三十三年の修理では復原されなかった。 【引用文献】 『国宝大辞典(五)建造物』(講談社 一九八五年)