国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
苗村神社西本殿
ふりがな
:
なむらじんじゃにしほんでん
棟名
:
棟名ふりがな
:
地図表示▶
詳細解説表示▶
員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
鎌倉後期
年代
:
徳治3
西暦
:
1308
構造及び形式等
:
三間社流造、向拝一間、檜皮葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00171
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1902.04.17(明治35.04.17)
国宝指定年月日
:
1955.02.02(昭和30.02.02)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
滋賀県
所在地
:
滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸
保管施設の名称
:
所有者名
:
苗村神社
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
詳細解説
苗村神社西本殿 一棟 苗村神社は式内社であり、現在社域は東西に分れ、おのおのに本殿があり、東西本殿のほか境内社八幡社本殿、楼門も重要文化財であって、中世の遺構がそろっている。西本殿の建立年代については、社蔵の棟札に、建保五年(一二一七)に建立されたこと、徳治三年(一三〇八)二月四日造立始、三月十九日棟上の記があるものがあり、本殿の様式手法も鎌倉時代後期を示しているから、この時再建されたものと考えられる。建立後、文明八年(一四七六)そのほかにかなりの修理が加えられたが、昭和三十二年~三十三年度の解体修理により、大部分が旧態に復された。 三間社流造の前面向拝部に一段低い床を張り、柱間に菱格子を入れて前室とし、その前面にさらに一間の向拝を付けた形式である。この形式は滋賀県下には類例がみられる。身舎は円柱状に舟肘木をのせ、妻飾は扠首組とする。扉構は正面中央間のほか、右側面にも片開き板扉を設けている。前室及び向拝は角柱、三斗組で、各部材とも面取とし、中央に蟇股を飾る。総体に様式手法は鎌倉時代後期の特質を表しており、ことに蟇股は美しい。なお殿内の厨子は、切妻造、板葺で、舟肘木を桁から作り出した小規模、簡素なものであるが、手法は優秀である。本殿と同時代に制作されたものであろう。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
関連情報
附指定
厨子
棟札
関連情報
附指定
附名称
:
厨子
附員数
:
1基
関連情報
附指定
附名称
:
棟札
附員数
:
1枚