国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
住吉大社本殿
ふりがな
:
すみよしたいしゃほんでん
棟名
:
第四殿
棟名ふりがな
:
住吉大社本殿 第四殿(手前)、第三殿(奥)
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
江戸後期
年代
:
文化7
西暦
:
1810
構造及び形式等
:
住吉造、檜皮葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00147
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1902.04.17(明治35.04.17)
国宝指定年月日
:
1953.11.14(昭和28.11.14)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
大阪府
所在地
:
大阪府大阪市住吉区住吉二丁目
保管施設の名称
:
所有者名
:
住吉大社
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
住吉大社本殿 第四殿(手前)、第三殿(奥)
解説文:
詳細解説
住吉大社本殿は四棟すべて海に向かって西面し、西から第三殿、第二殿、第一殿の順に縦に並び、第三殿の南に第四殿が建つ。住吉大社本殿の式年遷宮は17世紀始めに再興され、今の本殿は文化7年(1810)の造替時のものである。
本殿は切妻造、妻入で、柱はすべて丸柱で礎石上に立ち、正面および前後二室の中間に大きな板扉を開き、他は板壁である。前後二室からなる独特の平面をもち、この形式を住吉造といい、四棟すべて同形式同規模でつくられる。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
住吉大社本殿 第四殿(手前)、第三殿(奥)
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住吉大社本殿 第四殿(手前)、第三殿(奥)
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解説文
住吉大社本殿は四棟すべて海に向かって西面し、西から第三殿、第二殿、第一殿の順に縦に並び、第三殿の南に第四殿が建つ。住吉大社本殿の式年遷宮は17世紀始めに再興され、今の本殿は文化7年(1810)の造替時のものである。 本殿は切妻造、妻入で、柱はすべて丸柱で礎石上に立ち、正面および前後二室の中間に大きな板扉を開き、他は板壁である。前後二室からなる独特の平面をもち、この形式を住吉造といい、四棟すべて同形式同規模でつくられる。
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詳細解説
住吉大社本殿 四棟 住吉大社のあるあたりは、古くは住吉の浜として親しまれてきた風光明媚な海岸であった。本殿は四棟すべて海に向かって西面し、西から第三殿、第二殿、第一殿の順に縦に並び、第三殿の南に第四殿が建つ。『日本書紀』と『古事記』に当社創立の説話が記されており、祭神は表筒男命(うわつつおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、底筒男命(そこつつおのみこと)の住吉三神の和魂であった。第四殿は姫神すなわち神功皇后をまつるが、これの創立は少し遅れるのであろう。 本殿は切妻造、妻入で、前後二室からなる独特の平面をもつ。この形式を住吉造といい、四棟すべて同形式同規模でつくられる。柱はすべて丸柱で礎石上に立ち、正面および前後二室の中間に大きな板扉を開き、他は板壁である。破風と垂木は直線、軒は一軒、妻飾は豕扠首で、このあたりは古くからの素朴な形式をよくとどめている。また床が比較的低く張られ、周囲に縁をめぐらさないことも、古式を残すものとみてよい。 本殿に接するように、瑞垣と玉垣が二重に取りまいている。瑞垣は縦板を貫にすきまなく打ちつけて本殿の下半をかくしており、玉垣はその外に頭部を丸くした角柱を立て、貫で連結する。この瑞垣、玉垣も古い形式を保つものである。 この本殿は、平安時代初期以来二十年ごとに式年遷宮が行われていたが、途中、戦乱による空白期があり、十七世紀始めに再興された。今の本殿は文化七年(一八一〇)の造替時のものである。 【引用文献】 『国宝大辞典(五)建造物』(講談社 一九八五年)