国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
宇佐神宮本殿
ふりがな
:
うさじんぐう
棟名
:
(第三殿)
棟名ふりがな
:
宇佐神宮本殿
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
江戸末期
年代
:
安政2~文久元
西暦
:
1855~1862
構造及び形式等
:
内院 桁行三間、梁間二間、一重、切妻造、檜皮葺
外院 桁行三間、梁間一間、一重、向拝一間、檜皮葺
造り合を含む
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00102
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1907.05.27(明治40.05.27)
国宝指定年月日
:
1952.11.22(昭和27.11.22)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
大分県
所在地
:
大分県宇佐市大字南宇佐
保管施設の名称
:
所有者名
:
宇佐神宮
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
宇佐神宮本殿
解説文:
詳細解説
本殿は南面して第一殿より第三殿に至る三社殿が東西に並び、今の本殿は三社殿とも安政二年より文久元年に亘り造営されたものである。その形は切妻造の建物を前後に二つ並べて中央の谷に大きな樋を設けている。この形式は古い形式を残すもので、いわゆる八幡造の典型的なものとして貴重である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
宇佐神宮本殿
写真一覧
宇佐神宮本殿
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
本殿は南面して第一殿より第三殿に至る三社殿が東西に並び、今の本殿は三社殿とも安政二年より文久元年に亘り造営されたものである。その形は切妻造の建物を前後に二つ並べて中央の谷に大きな樋を設けている。この形式は古い形式を残すもので、いわゆる八幡造の典型的なものとして貴重である。
詳細解説▶
詳細解説
宇佐神宮本殿 三棟 宇佐神宮は周防灘に臨む小さな平野の奥にある小椋山の上に鎮座する。『縁起』によると、この小椋山における社殿の造立は、第一殿が神亀二年(七二五)、第二殿が天平五年(七三三)、第三殿弘仁一四年(八二三)であるという。神亀年間に小椋山に社地が定まる前に、鎮座地を何度も移しており、また天平神護年間(七六五-七六七)にも他に移り、延暦元年(七八二)に再び小椋山に帰座したと伝えている。本社の成立は単純でなく、応神信仰、八幡信仰ならびに宇佐地方神の信頼の合体であるらしいこと、古来三氏族によって奉斎されていたことなども、社地の移動と関係があるであろう。 本殿は西から第一、第二、第三の順に並立する。現在の本殿は安政二年(一八五五)から文久元年(一八六一)までの間に造立されたものであるが、八幡造の古制をよく残している。すなわち各殿は内院と外院の二つの建物を前後に連ね、軒の接するところに金銅の樋をわたして内院、外院の間を造合の間として内部に取り組む。したがって平面をみると、正面三間、奥行四間の建物のようであって、外院と造合の間は床をひと続きにし、内院の床はそれより一段高く張られる。両院の四間に高欄付の縁をめぐらし、外院の正面中央に階段を設ける。 神座は内院のなかにつくられるが、外院にも御倚子をおくので、ここも神殿とみなされる。 【引用文献】 『国宝大辞典(五)建造物』(講談社 一九八五年)